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2011年10月31日用事務所だより


● 2011年10月31日用事務所だより

第1 税務・会計・法務情報

 《1》震災対応税制の行方

 (略)

 《2》税務調査の電話が掛かってきたら

 (略)

 《3》平成22事務年度における所得税及び消費税調査等の状況について

 国税庁より公表された「平成22事務年度における所得税及び消費税調査等の状況について」の中から、気になる部分を幾つか紹介しておきます。

◆金地金等に係る譲渡所得調査等の状況
○ 近年、金やプラチナの価格が歴史的な高値水準にあり、金地金等の譲渡によって大きな譲渡益が生じやすい状況にあります。金地金等を売却して譲渡益が生じた場合は、原則として、総合課税の譲渡所得として課税されます。
 これに対し、国税庁では、あらゆる機会を通じて資料情報を収集するなどして、積極的に調査を実施しています。

◆いわゆる「富裕層」への対応
○ 国税庁では、有価証券・不動産等の大口所有者、経常的な所得が特に高額な者など、いわゆる「富裕層」に対して、資産運用の多様化・国際化が進んでいることを念頭に、積極的に調査を実施しています。

◆高額・悪質と見込まれた無申告者に対する調査状況
○ 無申告は、申告納税制度の下で自発的に適正な納税をしている納税者に強い不公平感をもたらすこととなるため、的確かつ厳格に対応していく必要があります。こうした無申告者は、その存在自体の把握が困難であることから、更なる資料情報の収集及び活用を図り、的確な課税処理に努めています。

◆海外取引を行っている者の調査状況
○ 経済社会の国際化に適切に対応していくため、有効な資料情報の収集に努めるとともに、海外取引を行っている者や海外資産を保有している者などに対して、国外送金等調書や租税条約に基づく情報交換制度などを効果的に活用し、積極的に調査に取り組んでいます。

http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2011/shotoku_shohi/00.pdf

 最近価格が急騰した金・プラチナに対する課税、富裕層への調査、悪質無申告者対応強化、海外取引調査などが、テーマになっていることをご確認下さい。

第2 研修会情報

 さる10月13日木曜日に、福山商工会議所8階TKC福山SCG情報センター会議室にて、毎年恒例の贈与税研修会を開催しました。

 現在、研修会の企画を検討中です。

第3 その他

 年末調整関係の資料として、保険会社から生命保険料控除証明書などが届く時期です。
 紛失されないよう、ご注意なさっておいて下さい。

                          以上
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INET用

 《1》脱税報道幾つか

 (略)