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2010年03月03日用事務所だより


2010年03月03日用事務所だより

第1 税務・会計・法務情報

 《1》第一生命保険相互会社の株式会社化に伴う株式割当ての課税

 (略)

 《2》相続対策でまず始めることは何か

 相続対策と言えば、相続税をどうやって減らすかだと思い込んでしまっていませんか。
 実は、相続対策でまずやるべきことは2つです。

 【1】相続の対象となる財産がどれだけあるのか確認する

 注意して欲しいのは、これは金額の話ではないということです。
 税務上の評価計算などは、ある意味後で確認すればよいのです。

 まずは、
 ┌──────────────────────────┐
 │どこにどれだけの数量の財産があるのか、それを知って │
 │いるのは、実はご本人しかない! │
└──────────────────────────┘
という当たり前の事実です。

 下手をすると、自分ですら忘れています。
 それを家族やもしくは赤の他人がどうやって分かるというのでしょうか。

 つまり、
 ┌─────────────┐
 │ご自身の財産の棚卸しをする│
└─────────────┘
ことが相続対策の第一歩です。

 なお、この目的では、ナルク・エンディングノートをお薦めします。
 http://nalc.jp/Ending/Ennde1.htm

 【2】相続関係を把握する

 誰が誰の財産をどのように相続するのか。
 皆さん分かっているつもりで、意外に誤解があります。
 また、知らない間に親族関係が生じていることも皆さんが思っている以上にある話です。

 相続関係をどのように把握するか。
 実際には、戸籍謄本等をくまなく取り、内容を整理します。

 ただ、この作業は非常に厄介であり、複雑です。
 これについては、行政書士さんないし司法書士さんに相談してみることをお勧めします。

 なお、土地も上場株式も大きく下落が予想される今、節税の美名で自らの資産価値を減らすのは自殺行為と言ってもよいでしょう。
 ┌──────────────────────────┐
 │貯金では金利がほとんどつかないから、何かに投資しよう│
 │というのは、実は最も危険な行為です。 │
└──────────────────────────┘
  今は、金融機関に自分の財産をガードしてもらっていると考えるべきなのです。

 よく「何もしないことはリスクです」と甘い誘惑を掛けてくる人たちがいます。
 しかし、その人たちは何かあっても責任を一切取ってくれないことに気がつくべきです。

 普通の人には、十分な金融知識がないことが普通です。
 下手に動かないことも、この不透明な時代に生きる知恵だと知ることが大事です。

 《3》診療明細書、全患者に無料で…10年度義務づけ(医療関係者向情報)

 (略)

第2 研修会情報

 《1》改正税法研修会

 3月18日(木)にTKC福山SCGセンター(福山商工会議所)にて実施予定です。
 別途案内をご参照下さい。
 もしくは、弊所までお問い合わせ下さい。

 特に、グループ法人税制についてはご注意を頂きたいところです。

 《2》公益法人移行関係研修会

 (略)